1.は、セルフヘルプ・グループとしてとても大事なことであると考えています。例会で自分が何を話したかをだれかに言うのは自由ですが、他の人が何を言っていたかを勝手にだれかに伝えてはいけません。それは、例会での話し合いが、自分の家族や自分の感情について話すという、プライバシーに関わることを扱うことが多いからです。自分のプライバシーを守ると同時に、相手のプライバシーも守るということを大事にしています。

 2.は、『アダルト・チャイルドが自分と向き合う本』をテキストとして行ったミーティングの時からつけ加えました。アダルト・チャイルドからの回復のためのプログラム「ミーティング」では、順番に発言していくことが多いのですが、そのとき話題になっていることを言葉にするのが辛い時や、他のメンバーから意見を求められたけれども言いたくない(言いにくい)場合には発言をパスしても構わないということです。

 3.について。例会に来るメンバーは、それぞれの立場も違い、置かれている環境も、兄弟姉妹の状態も違っています。そのため、時として意見が相反する状況が生じることがあります。また、たとえば、兄弟姉妹の意思をどう尊重するかという話題で例会が盛り上がった時に、自分の兄弟姉妹には意思把握の難しい重い障害があるために、話題に参加しにくかったという気持ちを抱くメンバーが出てくることもあるかもしれません。
 きょうだい支援の会では、それぞれの違いというものを認識しつつ、それらを包含しうる関係作り、すなわち、兄弟姉妹の障害種別や程度、家族構成といった 属性を超えた共感というものを目指しています。結果としてそれが、会に参加している自分たちの視野を広げ、自分は独りではないと自己存在を確かめることにつながり、より大きな連帯感や共感を生むと考えているからです。
 例会では、司会の役割をする人がいて、なるべく感情の行き違いということが生じないように気を配っていますが、それでも十分ではないことがあり得ます。メンバーが、自分の中に感情を溜め込んでしまい例会から足が遠のくというようなことが生じるのを極力防ぎたいので、3.を重要視し、メンバーに心がけてくださるよう特にお願いをしているのです。

 4.5.6.7.を設定している理由は3.と同じです。

 9.は、例会の進行をする際(自己紹介や近況報告、情報交換やテーマを設けての話し合い)に、だれが何時くらいに来られるのかを把握しておくと助かるので、メンバーに協力をお願いしている事項です。

 10.は、プライバシーの保護のために設けている規定です。運営係は、全員の連絡先を把握していますが、メンバーの個人情報を本人の了承なしに他の人に伝えるということはしていません。メンバーの方で、個人的にもっと話したいと思う相手ができた時には、お互いの了承に基づいて連絡先を交換してもらうことになっています。



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